鰹節の歴史鰹節ができるまで美味しさの秘密健康をサポートする鰹節焙乾、カビ付けの秘密鰹節とその仲間たち
伝統食材“鰹節”
かつお(鰹)節の歴史
 かつお節の起源はさだかではありませんが、日本最古の文献「古事記」によれば、今から1500年ほど前、古墳時代の雄略天皇(ゆうりゃくてんのう)の代に「堅魚」という名前が用いられています。当時の考証、歴史的背景からの学問的研究の結果、「堅魚」は生カツオを加工したものであるということが現在、学者間の定説となっています。しかし当時のものは、干して固めた素干品という程度のもので、カツオは生では食べなかったと推測されています。
 戦国時代、かつお節は梅干と共に兵食用として広がり、さらに旅行者にとっても必要な携帯食品とされました。天保飢饉の際に記された品川某の「奥羽遊歴記」にも《道中旅籠屋にて米なしとて泊まりを許さず(中略)鰹節5、6本も所持して朝夕の糧とし、日数5日ばかりは米一粒も見ず》とあります。
 かつお節の燻製法が考案されたのは1674年(延宝2年)で、紀州の甚太郎という人が土佐国(高知県)の宇佐浦ではじめたのが起りで、1758年(宝歴8年)土佐の与市がこれを改良し、ほぼ現在と同じ燻製法を完成しました。これが土佐節の起りで後に伊豆の安良里浦に伝えられて伊豆節が生まれ、さらに焼津に伝えられ焼津節が生まれました。他に各産地の名称によって薩摩節、日向節、紀州節、常磐節、三陸節などがあります。
 近年、数々の化学調味料がありますが、豊かな味を出すにはやはり日本特有のかつお節には遠く及ばす、食品害のない完全な天然食品として、大きな注目を集めています。また、かつお節は松魚節、勝男武士などとも書かれ、祝儀の贈答用としても広く使われています。
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